2017年12月2日の神戸市中央マンション交流会主催:マンション管理組合特別セミナーは、管理組合をはじめ、設計コンサルタント、工事業者など200名近くご参加いただき、好評のうち終えることができました。
「設計コンサルタントの不正行為について知らなかった。自身の管理組合でも気を付けたい」、「それぞれの立場の本音の意見が聞けて良かった」、「大規模修繕においても
倫理観が大切なことが痛切にわかった」など、感想をいただいております。
また、機会があれば、このような管理組合向けセミナーは開催していきますので、今後ともKSKを宜しくお願いします。
▼参加者の内訳
設計コンサルタント:9名
管理組合:92名
来賓及び参・府・市議会議員:21名
業 者:43名
実行委員:19名
その他:9名
(合計:193名)
行政機関の情報、弁護士の見解、大規模修繕工事のコンサルタント、管理組合、工事会社等からの意見
平成29年1月27日付で国土交通省から「設計コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の相談窓口の周知について(通知)」(国住マ第41号国土建労第1021号)が発出され、発注者たる管理組合の利益と相反する立場に立つ設計コンサルタントの存在が指摘されています。
「適正で透明なマンション管理運営」の姿はどうあるべきか、行政機関の情報や弁護士の見解等を踏まえ、迫っていくセミナーとなっています。
皆様のご参加お待ちしております。
■日時:平成29年12月2日(土)13:00~17:20(受付12:00~)
■場所:ニューオーサカホテル3階 淀の間(大阪府大阪市淀川区西中島5-14-10)
■参加費:無料
主催:神戸市中央マンション交流会
後援:国土交通省近畿地方整備局、大阪市マンション管理支援機構、公益財団法人マンション管理センター
協賛:関西分譲住宅仕上業協同組合(KSK/国土交通省近畿地方整備局認可)
参加定員:180名(申込締切:平成29年11月27日(月)
申込みFAX送信先:078-341-4095
※申込み順により満員になり次第締め切ります。
セミナー案内リーフレット&申込書【PDF】
平成29年1月27日付で、国土交通省から「設計コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の相談窓口の周知について」という文書が出されています。
※国土交通省資料:「設計コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の相談窓口の周知について」
この文書の中で、「現状の課題」として、「別紙1の通り、発注者たる管理組合の利益と相反する立場に立つ設計コンサルタントの存在が指摘されています」と記載され、その実例が「別紙1」にあります。
別紙1は「<指摘されている事例>」と題され、3つの事例が紹介されています。それを簡単に整理すると次のようなものになります。
なぜ、このようなことが起こるかと言いますと、設計事務所の一部には建物の新築工事の際に、設計事務所と施工会社との間での旧態依然とした悪しき慣習を、マンションの大規模修繕の世界に引きずっているところがあります。
この悪しき慣習を業界では「チャンピオン制」と呼んでいます。設計事務所(コンサルタント)がチャンピオンと呼ばれる施工業者を選定し、その施工業者の社員が、設計事務所(コンサルタント)の職員に成りすまして、建物診断、改修の数量計算・仕様書作成などを行い、その成果を設計事務所(コンサルタント)に渡します。これを元に工事費用を積算しますが、設計事務所(コンサルタント)へのリベート(15~30%)を工事費の上乗せするので、工事費は当然高くなります。
さらに困ったことに、本来施工の出来不出来を検査すべき設計事務所(コンサルタント)が、施工会社に『おんぶにだっこ』なのですから、施工に不都合があっても、問題にはされず、工事は無事に終わったと管理組合に報告されます。
このチャンピオン制は、一言で行ってしまえば、「談合」というイメージでしょうか。あなたのマンションの大規模修繕工事が、不正な行為を働くコンサルタントや施工業者の談合の場にしてはいけないことは言うまでもありません。
このような設計事務所(コンサルタント)と施工業者の間の悪しき慣習、言い換えれば建設業界のブラックボックスがあるため、設計事務所(コンサルタント)の中には、たとえ一級建築士という難しい国家資格を持っていても、新築はわかるが改修や修繕がわからない、また、技術的なことは心得ているが、マンションの管理組合の運営などの知識が不足しており、工事についても十分に監理出来ない、あるいは、マンション居住者への配慮や管理組合の手続きなどの言わばソフト面での支援が出来ないという事態が発生します。
マンションの大規模修繕工事は、道路や橋などの土木構造物の修繕とも、また多くの企業が入居しているビジネスビルの改修とも違った難しさがあります。もちろん土木構造物やビジネスビルの改修も含めて、それぞれに合った技術が必要になることは言うまでもないことですが、マンションの場合は、工事の対象が居住の場であり、みなさんがいつもの生活をしている中での工事となりますので、他の改修工事と比べて何倍もの配慮が必要になってきます。
建設業許可番号を取得しました。
大阪府知事 許可(般-26)第140979号
協同組合発足記念式典を下記要領にて開催いたします。
1.日時 平成22年10月22日(金)15:00~18:30
2.場所 「ホテル新大阪」大阪市東淀川区東中島1-20-33
式次第
第一部 会議
1.理事長挨拶
2.協同組合経過発表
第二部 懇親会