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大規模修繕工事について知っておこう

大規模修繕工事の施工

共通仮設工事

仮設事務所、仮設資材置場、仮設トイレ

工事を円滑に竣工させる為にしようする施設を仮に設計します。
(仮設事務所、作業員休憩所、仮設資材置場、仮設トイレ、手洗い場等)

工事を円滑に進めるうえで、おろそかに出来ない施設です。

  • 居住者とのコミュニケーションのための窓口にもなります。
足場組立工事

足場組立

外壁改修などを行うために足場工事を行います。
必ず警備員を配置し、安全面には徹底して取り組みます

  • 足場の組立時は特に安全管理が重要です。設営時は、お子さんの通園・通学時間帯は避けるべきです。
  • 足場資材の搬入、搬出には必ず警備員を配置し、歩行者の安全面を確保したり、落下防止や材料飛散防止の為にメッシュシートで養生するなど、安全面には徹底して取組みます。
  • 住民のみなさまにも安全に対するご理解を頂く為に、説明会を開催したり、お子様が多いようでしたら、現場でお子様といっしょに危険個所の説明をさせて頂きます。
  • 出入口等への安全対策、足場からの侵入帽子対策など防犯体制への対応が重要です。
高圧洗浄

洗い工事塗装

外へく塗装の前に高圧水の発生装置を使用して、その衝撃力で隙間の付着した汚れも洗浄できます。

  • 外壁を洗う時に苔や黒カビで汚れた塗装されていないコンクリートの床や擁壁を洗うと見違えるほど汚れが落ちます。
鉄部塗装工事

パイプスペースの塗装

敷地内の鉄部の塗装を行います。
玄関扉枠やメーターボックス、外部階段など耐久性を維持する為に
古い塗装や錆びを落とし、下地をよい状態にしてから塗装します。

  • 雨がかからない部分
  • 扉などは錆びていないのになぜ錆び止めを塗るのか疑問を持っておられる方もいます。
    現在塗られている塗料と新しく塗る塗料の密着性を増やすためと考えてください。
  • 雨がかり部分
  • 鉄部塗装は場所によって様々ですがケレン(錆落し)が大切です。
    錆止め、中塗、上塗が基本ですが、特に刷毛を使用する作業となるので、しっかりとした技術を持った職人が必要です。
下地補修工事

Uカット

塗装や防水工事の際、素地面の補修工事を行います。
タイルなど、どんなによい材料を使用しても下地補修をしっかり行わなければ建物を保護することはできません。

  • 鉄筋の発錆個所は、周辺コンクリートを十分除去し、鉄筋の錆落しと防錆処理、コンクリートの中性化防止措置を行うことが重要です。
  • クラック(ひび割れ)補修は、大きさ、発生箇所、発生要因やその性質により適切な補修方法の選択が重要です。
  • モルタルなどの浮き箇所の補修は、コンクリート躰体とモルタル層の緊結を図る必要があります。
  • 浮きが著しい場合は、モルタル層をハツリ取り、再設計する必要があります。
シーリング工事

サッシ周りのシーリング工事

目地(外壁や窓枠等の継目)は経年劣化により耐久性が失われ雨漏れの原因になりえます。
これを新しい目地に交換し建物を保護するのがシーリング工事です。

  • シーリング材の期待対応年数は、雨がかりや直射日光が当たる箇所で最低7年と言われていますが、廊下側の扉、窓周りなどの雨がかからない箇所や太陽光に直接照らされない箇所、またシーリング材を塗装で覆っている場合は10年以上経過していても劣化が見られないケースが多くあります。
    見極めて交換することで、コストダウンになります。
  • シーリング材には主にアクリル・ウレタン・シリコン・変性シリコンの4種類です。
    ウレタンは主に外壁のひび割れ、シリコンはガラスと冊子の取合い、変形シリコンはサッシ回りに用います。
外壁塗装工事

外壁塗装

厳しい自然環境にさらされている外壁の劣化防止の為に行います。
建物全体のイメージを左右するものなのでとても重要です。
塗料の付着状態の検査もしっかり行います。

  • 外壁仕上げ材は主に水性シリコンタイプと水生フッ素タイプがあります。
  • 塗り替えサイクルは10年として考えているなら水生シリコンが主流です。
    15年程度とするならフッ素タイプがお勧めです。
  • ひび割れは多く壁から雨漏りする壁には弾力のある仕上げ材もあります。
  • 夏の暑さを減らしたい場合は遮熱塗料などの機能仕上げ材があります。
  • 下塗り、中塗り、上塗りという工程は、仕上げ材の性能、工法により、変わってきます。
外壁タイル補修工事

外壁タイル補修工事

経年劣化によるタイル落下事故が社会問題になり、国交省も「定期報告制度」の見直しを実施しています。
診断はしっかり行い、対策していきます。

  • 外装タイルですが、洗浄だけで十分なマンションも見受けられたりします。
    年数た図面の仕様だけで判断するのではなく、現場の状況をプロがしっかり確認して、どのような補修工事がベストなのかをアドバイスいただいてください。
内装工事

内装工事

共用廊下部分やバルコニーの床に防滑性ビニールシートの貼替えを行います。
特に破損や汚れが多い部分なので、貼替えろことにより防滑性を高め建物全体のイメージも新しくなります。

  • 長尺シートの選択は美観だけでなく、防滑性や清掃のしやすさも重要です。
    共用部ですので、マメに清掃し、みんなで綺麗に使いましょう。
防水工事

防水面の清掃・トップコート塗り

建物の経年劣化の最大の問題は防水性能が弱まってくることです。
漏水が始まってからでは、被害が大きいので事前の防水工事が必要となってきます。

  • 防水材は大きく分けて塗膜防水(コテやローラーで塗る防水材)・アスファルト防水、シート防水の3種類に分けられます。
    主にベランダや狭い所は塗膜防水、屋上なのど広い所はシート防水で施工するのが多いです。
  • 現状の防水の状態をしっかり調査・確認して、修繕の仕様を正しく判断することがコストダウンにつながります。
足場・仮設解体撤去工事

すべての検査合格後、足場を撤去します。
必ず警備員を配置し、安全面には徹底して取組みます。

仮設事務所、仮設資材置場、仮設トイレ

その他工事

マンションによって立体駐車場の補修や、
外装工事などが行われます。

立体駐車場塗装工事、駐車場改修工事、外溝工事